クレープ(第4話)
ルンルンは、アンナが焼いた「リンゴのジャム入りクレープ」を食べて、そのおいしさに感動する。
「バラの女王コンテスト」当日も、アンナの弟・ジャンが審査員にアンナのクレープを食べさせ、彼女の才能に気づかせる。
〈クレープとは〉
クレープはホットケーキ・パンケーキの一種で、フランス北西部のブルターニュ地方が発祥の料理。
小麦粉や卵などで作った生地を、フライパンでごくうすく焼き上げる。
元になったのは、そば粉で作った薄いパンケーキでガレット(galette)という料理である。
ブルターニュ地方は土地が貧しく気候も冷涼で、小麦の栽培に適さず、そばが常食とされていた。
焼けた石の上に偶然落ちたそば粥が、薄いパン状に焼きあがる事を発見し、そば粉を焼いてパン代わりに食べるようになったといわれている。
その後、伝説ではスペイン王フィリップ3世の長女でルイ13世の妻であったアン王女が、ルイ13世とともにブルターニュ地方へ狩りに訪れた際、現地の庶民が食していたガレットを偶然口にして気に入り、宮廷料理に取り入れたといわれている。
生地はそば粉から小麦粉へ変更され、粉と水と塩のみであった生地に牛乳やバター、卵、砂糖などが加えられるように変化していった。
名前も、焼いた際にできるこげ模様が「ちりめん」を連想させる事からクレープと呼ばれるようになった。
フランス風の薄焼きパンケーキの総称としてクレープという名称が使われているが、そば粉を利用したクレープについては現在でもガレットという名で区別されて呼ばれる場合が多い。
小麦粉のクレープはほとんどの場合生地に甘みがつけられるが、そば粉のガレットは通常塩味である。
クレープは巻かれたり折られたりして、様々な材料を包み込んで食べる場合が多い。
クリームやフルーツなどを包み込んで菓子として食べる場合と、ハム、鶏肉、チーズ、野菜などを包みこんで軽食として食べる場合がある。
クレープはフランスが誇る第9番目の芸術ともいわれており、クレープなくしてフランスを語ることはできないとも言われる。
フランスでは毎年2月2日が「クレープの日」と定められている。
<クレープの日>
2月2日のシャンドルール祭。
2000年の昔、キリストを抱いたマリアが、人類の光となることを予言され、それを祝ってクレープを食べたことから始まり、17世紀頃からフランスの一般家庭に広まってきて宗教的な祝日の食べ物として、又、縁起のいい食べ物として親しまれている。
