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第18話「移り気な恋心」

放映日:1979年6月22日
舞台:オランダ・農村の花づくり農家
花言葉:アジサイ「移り気」
ゲストキャラ;ヤン、ポール、フーベルト(オランダの農家の3兄弟)

ルンルンたちはオランダの農村にやってきた。
いつ見つかるとも知れない「七色の花」捜しの旅、一行を襲う不安を慰めてくれるのは、野に咲く花。ルンルンはタンポポの花畑をみつけ、かつてフランスでみんなと綿毛を吹き飛ばしたことを思い出す。一息で吹き飛ばすことができれば、好きな服を作ってもらえるといわれていた。「今のあたしは、花の鍵で好きな服が着られるようになったけど・・・花の鍵が必要でなくなる日が、早く来ればいい」彼女は願う。そして綿毛を一息で吹き飛ばすことができれば何か良いことがあるかも、と「タンポポ占い」を試みる。

あと一息の所で、綿毛がルンルンの鼻に入り、くしゃみを連発!そのとき、背後から少年の笑い声が聞こえてきた。少年の名前はヤン。彼の言うことには、むかしおばあちゃんが七色の花捜しをしたことがあるという。「タンポポ占いがあたったわ!」と、ルンルンは大喜びで、お婆ちゃんに会いに彼の家に行くことにした。

あいにくおばあちゃんは不在だったが、帰ってくるまで休んでいけばいいとヤンの母から言われたルンルンは、花作りをしている庭を見せてもらうことにする。ヤンの兄・ポールは、見事なチューリップの花を育てていた。ポールは、チューリップの花の伝説をルンルンに話す。

むかし、3人の騎士から同時に求婚された乙女がいた。騎士達はそれぞれ家宝の「王冠」「剣」「宝石や黄金」を乙女に捧げたが、乙女は思い悩んだ末、花の神に願って自分を花の姿に変えてもらった。チューリップの花は王冠、葉は剣、球根は宝石や黄金をあらわしているのだという。
ポールから「もし君も同時に求婚されたらどうする」と聞かれたルンルンは、顔を赤らめる。

続いてルンルンは、ヤンに一番上の兄・フーベルトのバラの温室に案内された。ルンルンに一本プレゼントしようとしたフーベルトは、トゲで手に怪我をしてしまう。ルンルンはとっさにハンカチを差し出して、傷の手当てをする。ルンルンのやさしさに心を動かされるフーベルト。

ヤンのおばあちゃんが帰ってきた。「七色の花」はとうとう見つからなかったが、おばあちゃんにとって、自分の七人の家族が「七色の花」なのだという。その話を聞いて、ルンルンは「自分にとっての七色の花は、一体何なのか」と思い悩む。

その夜、ルンルンの歓迎パーティーが開かれた。花の鍵でドレスに変身し、楽しく踊るルンルン。窓の外ではずっと尾行していたヤボーキが、トゲニシアに事の次第をトランシーバーで報告していた。やきもちをやき、ヒスをおこすトゲニシア。

楽しいひとときを過ごし、部屋に戻ったルンルン。楽しい家族の団らんを味わい、相変わらず物思いにふけり、「私にとっても家族が七色の花かも」と言う彼女に、ヌーボとキャトーは「あのおばあちゃんとルンルンの七色の花は違うものだ、ルンルンはルンルンの七色の花を捜さなきゃ」と説得する。

一方、3人の兄弟は・・・まず長兄のフーベルトが「ルンルンの七色の花捜しを手伝うために彼女についてく」と言い出す。ポール・ヤンも名乗りを上げる。3人はルンルンの部屋の扉を叩き、3人のうち誰が一番好きかとたずね、このうちの一人を選んで欲しいと迫る。ルンルンに選ばれた人間が、花捜しについていくことにした、と。「選べない」と困惑するルンルン。

ヤボーキからその話を聞いたトゲニシアはますますヒスを起こす。「わたくしめに妙案が」とヤボーキは、3人の寝室の窓辺で、シーツをかぶり「ルンルンは悪魔の化身だ」とおどろおどろしくお告げを出す。

そんなことがあったとは露知らず、「誰も選べないわ」と悩みながらも出発の支度をするルンルン。部屋から出て顔を合わせた3人の兄弟は、昨夜とはうってかわった素っ気ない態度でルンルンに接し、さっさと行ってしまう。手のひらを返したような態度の豹変にあきれるヌーボとキャトー。「これで肩の荷が下りた」とほっとするルンルン。

そのとき、運河を進んできた小舟に乗ってきたのはヤボーキとトゲニシア。ヤボーキはトゲニシアの事を昨夜のインチキなお告げで「真の幸福をもたらす少女」とふれこんでいたのだ。うやうやしくトゲニシアを迎える3人兄弟。物陰から様子をうかがっていたルンルン一行だったが、旅の途につく。「ごはんも食べないで」とヌーボは不平をいうが、キャトーは「ルンルンの気持ちを察してやれよ」といさめる。

トゲニシアは、フーベルト・ポールからプレゼントされた花を踏みにじる。それを見た兄弟たちは真実に気づき、ルンルンを追いかける。「ルンルンを花捜しに出発させることに成功した」ととりつくろうヤボーキだが、「あたしのプライドはどうなるのよ!」とますますヒスを起こすトゲニシアだった。

駅にいたルンルンたちの耳に、3人の兄弟がルンルンを捜す声が聞こえてきた。「もう会いたくないわ」と貨物列車のコンテナに飛び乗るルンルンたち。
コンテナの中で、ルンルンは改めて、自分にとっての「七色の花」を捜す決意を固めるのだった。

駅の跨線橋の上で、後悔する3人の兄弟に、「その素直な気持ちが大切なんです。ルンルンに会うことがあったら、君たちの気持ちを必ず伝えてあげますよ」とセルジュがアジサイの苗を渡す。

《管理人が斬る! この回の見どころ》
花の栽培一筋で、女性には無免疫の3人兄弟の単純さに「おいおい」と思わないでもない。
中ほどに、オランダ名物の「ハードチーズ(コーダかチェダーか?)」をルンルンがサッカーボールよろしく蹴飛ばすシーンが出てくる。

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