花の子ルンルン大辞典 TOP ストーリーダイジェスト > 第21話「ブレーメンのわんぱく坊や」

第21話「ブレーメンのわんぱく坊や」

放映日:1979年7月13日
舞台:ドイツ・ブレーメンの古い町
花言葉:おおきんけいぎく「いつも明るく」
ゲストキャラ:エミール(家出少年)

ルンルン一行は、ドイツ・ブレーメンにやってきた。
市役所前広場のグリム童話、「ブレーメンの音楽隊」の銅像前で足を止める3人。
この童話を寝る前におばあちゃんからきかせてもらっていたルンルンは、フラワーヌ星からやってきたために内容を知らないヌーボとキャトーに話す。

ヌーボとキャトーがそれぞれ感想を言い合っている所へ、一人の少年が近づいてきた。
犬と猫が人間の言葉をしゃべっていることに気づき、大声をあげる。
ルンルンは慌てて少年をたしなめるが、周りの人々も集まってきて、大騒ぎに。

少年はふたたびヌーボとキャトーにしゃべらせようと、2匹の頭をたたいて乱暴するが、2匹は犬の鳴き声、ネコの鳴き声で反応。集まった人々も、「坊や、この童話の読み過ぎじゃないのかい」と笑いながら去っていった。

なおもしっぽを引っ張ってしゃべらそうとする少年に「痛いじゃないかー!」とキャトーが逆ギレ。迫力にたまらず少年も逃げ出す。3人はその間に歩き始めた。

少年もすぐにルンルン達の後をつけはじめる。ルンルンがなぜ自分たちにつきまとうのか問いつめると、少年はエミールと名乗り、自分も南を目指して旅をしているのだと言う。自分よりもはるかに小さい少年が旅をしているということに驚くルンルン。しかしエミールは多くを語らず「ぼくたちブレーメンの音楽隊だ!ルンルンはロバ、ぼくはニワトリ、そしてヌーボとキャトー」と悦に入り、先頭に立って歩き始めた。慌てて後を追うルンルン、さっきとは逆の様相となった・・・。

エミールはやんちゃで、ルンルンを振り回す。花壇の花に見とれているルンルンを尻目に花を摘みとる。慌てて花を取り上げて注意するルンルン。そこに警備員が駆けつけてきた。エミールはその姿を見るやいなや、脱兎のことく逃げ出して木陰に隠れる。当然、叱られたのはルンルンだった。

「エミールのおかげでとんだとばっちりを受けたわ」怒りがおさまらないルンルンの前に再び姿を現したエミール。今度こそ、まいてやろうとキャトーは「白いカラス!」と声を上げ、いったんはエミールから離れることに成功するが、エミールはルンルンを姉に仕立て、周囲の大人の力を借りてすぐにもとのもくあみに戻してしまうのだった。

そんな一行の様子を車からうかがうトゲニシアとヤボーキ。ヤボーキはなにやら考えが浮かんだようだ。

群れからはぐれそうになったアヒルに、石を投げて追い立てるエミール。手段は乱暴だが、何か思うところがあるようだ。自分の身の上について多くを語らないエミールだが、ハンブルクから来たことはルンルンに話した。ルンルンは「今進んでいる方向とは逆だわ」と不審に思い、ヌーボも「家出でもしてるんじゃないのかい」といぶかしがる。

そこへ現れたのはトゲニシアとヤボーキ。エミールにつきまとわれ、ルンルンの花捜しが滞っていると見たトゲニシアは、花粉風でルンルン・ヌーボ・キャトーを吹き飛ばす。
エミールは「今度はこのお姉ちゃんについていく」とトゲニシアにくっつこうとするが、トゲニシアは花粉風の後遺症(顔のシワ)でそれどころではない。当然、エミールはヤボーキと行動することに。

気がついたルンルンは「なんとかハンブルクに帰さないと」と元の所へ戻り始める。
ヤボーキもエミールのやんちゃぶりに手を焼かされる。「パパ」にされてパンを買わされる始末。ようやく戻ってきたルンルンにエミールを押しつけるが、「それじゃあ最初と同じじゃないの!」とトゲニシアにトランシーバーで怒鳴られる。

エミールに「ハンブルクへ戻ろう」と説得するルンルンに、エミールは激しく抵抗する。騒ぎを聞いてやってきた警官はエミールの顔を見て、捜索願いが出されている少年だと気づき、一行は警察に連れて行かれる。

警官はルンルンがエミールを誘拐したのではと疑うが、「私は誘拐なんかしていません」と必死に話すルンルン。エミールはふてくされている。
そこへ入ってきたのはエミールの叔父と叔母だった。エミールの実の親は彼が3歳の時に亡くなっていたのだった。「育ての親」の姿を見て、エミールはようやく真相を話した。実の母親の生まれた家を見てみたかったのだという。

開放された一行は、エミールの母の生家へと向う。「ただのやんちゃだけじゃなかったのね」と彼の寂しさを理解するルンルン。

現在は人手に渡っている母の生家をみて、たまらず泣き出すエミール。ルンルンも「私もママの貴い命とひきかえに、この世に生を授けられたの・・・」と身の上を話し、二人は心からの友情で結ばれるのだった。

列車で旅立つルンルンを「ぼくもルンルンみたいにいつも明るく生きるよ!」と元気に見送るエミール。4人は「ブレーメンの音楽隊」として、それぞれの鳴き声を出して明るく別れるのだった。そこへセルジュがやってきて、エミールにおおきんけいぎくの種を渡す。

《管理人が斬る! この回のみどころ》
寂しさを隠しながらやんちゃにふるまうエミール。最初は「こうるさいなぁ」とややうっとおしいが、彼の境遇が明らかになると健気さに心打たれます。
ママの生家を見た後に、思慕の念にかられ、彼が駆け出すシーンは、幻想的な花吹雪の中にママが立っている・・・という演出。映像が彼の切ない思いを描写していて、号泣ものです。

リンクフリー このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。
<a href="http://www.lunlun.biz/archives/2006/03/post_162.html" target="_blank">花の子ルンルン大辞典:第21話「ブレーメンのわんぱく坊や」</a>
 
花の子ルンルン大辞典サイトマップ | 花の子ルンルン大辞典